大阪歴史教育者協議会第56回研究大会(1月21日)

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大阪歴史教育者協議会第56回研究大会
地域に根ざし 主権者を育てる社会科教育

2024年1月21日(日) 10:00~16:30

会場: たかつガーデン(大阪府教育会館)2階 ガーベラ
大阪市天王寺区東高津町7-11 (もより駅 谷町9丁目・上本町・鶴橋)

○平和学習交流会 10:30~12:30
◎ノートから見る小学校6年生の歴史学習と平和教育 (大阪歴教協小学校部会 岡崎謙太郎)
◎大阪歴教協は戦争と平和をどのように教えてきたか ー大阪の実践から学ぶー
        (大阪歴教協事務局長 浅井義弘)

○13:30~15:00 講演

沖縄の米軍基地・安保をどうとりあげてきたのか
ー平和的生存権を求める沖縄住民の声を大事にー

講師 山口剛史さん
(琉球大学教育学部教授・沖縄県歴史教育者協議会事務局長)

(山口さんからのメッセージ) 沖縄の社会科教育・歴史教育は、沖縄戦そして在沖軍事基地と向き合い、平和形成の方法、暴力としての軍隊との決別を志向してきた実践であった。私もまた、その中で米軍基地実践を積み重ねてきた。
 今回は、軍隊の解体を視野に置きつつ、国の安全保障に対し、住民の平和的生存権を対峙させどう実践してきたのかを報告することで、沖縄でもこれから求められる戦後史学習、現代の課題としての軍縮(軍解体)の学習について一緒に考え合いたい。

  

大阪歴史教育者協議会第55回研究大会(1月31日は延期)

大会延期

第55回研究大会2

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大阪歴史教育者協議会第55回研究大会
地域に根ざし 主権者を育てる社会科教育
 
 歴史をゆたかに学びたい、わかる楽しい授業がしたいと願うみなさん。
 新型コロナウィルスによって、初めての経験が続いた1年。社会科と学校、子ども達や教育にとっての意味を考え、今後の学習と学校作りに活かしていきましょう。
 2020年春の予定だった研究大会を開催します。
 教室や地域の取り組みを持ちより、学びあいましょう。

2021年 1月31日(日) 13:00~16:30(研究大会受付12:45~)延期します
会場: サンスクエア堺A棟2階 研修室1
     堺市堺区田出井町2-1(JR阪和線堺市駅前 徒歩10分)

13:00~13:15 総会
13:15~14:00 実践報告  阿部仁さん
14:10~15:30 基調報告 井ノ口貴史さん
15:45~16:40 意見交流 参加者からの発言 小・中・高の現状、市民の意見など

☆ 明日から役立つ実物教材交換会(15:30〜15:45)

資料代 : 1000円  市民・学生500円
 高校生以下無料

 ☆ 研究大会受付:12:45

主催:大阪歴史教育者協議会 
連絡先:大阪歴史教育者協議会事務局

大阪歴史教育者協議会第55回研究大会 

☆15:30~15:45 明日から役立つ実物教材交換会
☆15:45~16:30 交意見交流
参加者からの発言  小・中・高の現状、市民の意見など

13 :15~14:00 
実践報告  阿部 仁さん (堺市立金岡南小学校)
「あなご漁から考える
堺の水産業が抱える課題とプログラミング教育」 
 
 堺の地場産業、水産加工業と中でも名物と言える焼きアナゴの製造過程を学んだ。深夜に始まるアナゴ加工の様子を収録し、授業で視聴させた。コンベアでじっくり焼いたアナゴの品質を瞬時に見極めて選別する松井社長の様子を伝える動画に子どもたちも驚いていた。
 この過程をレゴ教材で再現し、プログラミングを活用して今後の方向を考えた。

14 :10~15:30  
基調報告 井ノ口貴史さん (京都橘大学)
「子どもが考え、
学ぶ授業をどう作るのか」 
 
次期学習指導要領は、「主体的・対話的で深い学び」を強調していますが、私たちは以前から子ども・生徒が主体的に学び、考え、意見表明する授業を追究してきました。
 過去の実践に学び、「問い」を立て、資料に基づいて学ぶ授業。自分たちで調べ、教えあい、意見を表明する授業をどう作っていけばよいのかをみんなで考えあいたい。

  

大阪歴史教育者協議会第54回研究大会(6月29日)

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大阪歴史教育者協議会第54回研究大会
地域に根ざし 主権者を育てる社会科教育

歴史をゆたかに学びたい、わかる楽しい授業がしたいと願うみなさん。
元号代わりに踊らされず、平和を創る教育をすすめましょう。
教室や地域の取り組みを持ちより学びあいましょう。

2019年6月29日(土) 11:00~17:00

        (10:00~会員総会  研究大会受付9:45~) 

会場: サンスクエア堺A棟2階 研修室2

堺市堺区田出井町2-1(JR阪和線堺市駅前 徒歩10分)
明日から役立つ教材交換会をします!

15:00~16:30  講演 川本治雄さん (帝塚山学院大学)
「主権者として生きる力を育む社会科教育実践
  ~地域に根ざし、地域の課題にこたえる授業を目指して~」 

学習指導要領の改訂とともに、チーム学校やスタンダードなど、学校のあり方や教え方まで規制する動きが強まり、結論の決まった実践に終始する危険性が高まっています。
これに対抗できるのは、歴教協がこれまでもすすめてきた地域に根ざした教育実践と考えます。教師が地域と関わり、ともに学びながら教材を作ってきたこれまでの取り組みから学びましょう。
「まちづくり」や「村おこし」などの取り組みとリンクし、地域の中での「具体的な主権者としての取り組み」を学ぶことにより、主権者として生きる姿をイメージすることができます。

実践報告① 11:10~12:00

「世界学習 一人ひとりが輝いた、調べ学習」

 6年生の「世界学習」の単元を通し、世界の国々や地域への興味をもって取り組めるように、班活動で調べ学習をしました。
 くじ引きで決まったメンバーと共に、内容や発表方法を考え話し合う中で、考え一人一人が役割を果たし、進めていくことの楽しさ、相手に伝えることの難しさを学ぶことができました。

中田小由希(高槻市立小学校)

〈昼食休憩〉明日から役立つ実物教材交換会

実践報告② 13:00~13:50

「大和川つけかえの史跡探訪ガイドブック」の活用を!

 小学4年生と一緒につくった「大和川かるた」とともに、奈良・大阪の皆さんと協力した活動をひろげてきました。
 大和川市民ネットワークは12年目。「大和川つけかえの史跡探訪ガイドブック 八尾・柏原コース」に続いて、今年「藤井寺・羽曳野・松原コース」を発行しました。
 現地探訪や編集、発行後のたくさんの発見やすばらしい出会いを報告します。

小松 清生(歴教協堺支部・大和川市民ネットワーク事務局長)

実践報告③ 14:00~14:50

「学ぶ面白さに気づき始めたかもしれない生徒たち」

 様々な課題を抱えながらも学ぶ面白さに気づき始めた2年8組。
 「なんで学校に行くのか?」「学校がしんどいのはなんで?」・・・・・
 社会科の教科実践“充実ノート”学習などを通じて、学ぶことをしつこく要求する中で考え始めた生徒たちの話です。

浅井 淳志(大阪暁光高校)

☆15:00~16:30  講演「主権者として生きる力を育む社会科教育実践」

☆16:30~17:00  意見交流 参加者からの発言 小・中・高の現状、市民の意見など

資料代 : 1000円  市民・学生は 500円 高校生以下は無料
 ☆ 研究大会受付:10:45~ ☆終了後に交流会をします。
主催:大阪歴史教育者協議会 連絡先:大阪歴史教育者協議会事務局

  

大阪歴史教育者協議会第53回研究大会(7月1日)

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大阪歴史教育者協議会第53回研究大会
地域に根ざし 平和を創る社会科教育
 歴史をゆたかに学びたい、子どもたちが元気に学ぶ楽しい授業がしたいと願うみなさん。
 ごいっしょに、教室や地域の取り組みを持ちより学びあいましょう。
2018年7月1日(日) 11:00~17:00
会場: 金蘭会中学・高等学校
  大阪市北区大淀南3丁目3-7
  (JR福島駅下車北西徒歩8分 阪神本線福島駅北へ徒歩10分)
15:00~16:30 講演
岩本賢治さん (兵庫歴教協・京都橘大学)
「新指導要領と道徳教育
―道徳の授業に社会認識の教育を― 」
?(はてな)と!(なるほど)の道徳の授業づくり。
 五つの原則で道徳の授業を「はてな?」と「なるほど!」のある授業に転換します。
◆資料代 : 1000円 市民・学生は 500円 (高校生以下は無料)
◆連絡先 :大阪歴史教育者協議会事務局 https://osaka-rekkyo.org

★大阪歴史教育者協議会総会10:00~
★ 研究大会受付:10:45~
 明日から役立つ教材交換会をします!
10:00~11:00 総会
11:00~12:00 実践報告①
〈昼食休憩〉明日から役立つ実物教材交換会
13:00~14:00 実践報告②
14:10~14:50 実践報告③
15:00~16:30 記念講演
16:30~17:00 意見交流

◆実践報告① 11:00~12:00
「人物に注目した日本中世史の授業開発
~一遍の宗教活動を中心に~」
人物学習、絵図・モノ教材に関心を置いた授業です。念仏札を配り、「あなたは死後の世界を信じますか」と問う導入に始まり、一遍聖絵の場面から一遍の宗教活動に注目。
最後に「なぜ一遍は踊念仏を始めたのか」「なぜ一遍の周りに人々が集まったのか」「なぜ一遍は自らの書物を燃やしたのか」という3つの問いを提示しオープンエンドで終わります。
和井田 祐司(大阪暁光高校)
〈昼食休憩〉
明日から役立つ実物教材交換会
◆実践報告② 13:00~14:00
「ぼくらの学ぶ文化祭~きけ、わだつみの声~」
「人前に出るのは苦手だったけど、やってみるといろんな人と関われたし、結構たのしかった!」
 勉強が苦手で嫌い、気持ちを伝えるのが苦手、人前に出たくなかった生徒たちが、文化祭で舞台発表に取り組みました。
 発表のテーマは『特攻』。学習・調査・発表を通じて、生徒たちは何を学び、どう変化したか、担任としてどう関わったか。担任2年目の実践を報告します。
浅井 淳志(大阪暁光高校)
◆実践報告③ 14:10~14:50
「『道徳』教育の現状 職場と子どもたちの声」
充分な合意や打ち合わせもなく、手探りで「道徳」の授業が進んでいます。堺市は幸い光村の教科書で、子ども達はよく発言し、様々な意見を出しています。
多様な声をどう生かし、「評価」するか。教師や大人の姿勢が問われている気がします。
阿部 仁(堺市立金岡南小学校)
★15:00~16:30講演 (再掲)
岩本賢治さん (兵庫歴教協・京都橘大学)
「新指導要領と道徳教育
―道徳の授業に社会認識の教育を― 」
?(はてな)と!(なるほど)の道徳の授業づくり。
 五つの原則で道徳の授業を「はてな?」と「なるほど!」のある授業に転換します。
★16:30~17:00 交意見交流
 参加者からの発言 小・中・高の現状、市民の意見など

  

大阪歴史教育者協議会第52回研究大会

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大阪歴史教育者協議会第52回研究大会

地域に根ざし 平和を創る社会科教育

歴史をゆたかに学びたい、楽しい授業がしたいと願うみなさん。
教室や地域の取り組みを持ちより学びあいましょう。

2017年 6月4日(日)11:00~17:00

会場:  サンスクエア堺 第1会議室   Tel 072-222-3561
(JR堺市駅前 西へ100mベルマージュ側  しののめ公園の西側)

総会 10:00~11:00
実践報告① 11:00~12:00
実践報告② 13:00~14:00
質疑応答等 14:10~14:50
シンポジウム 15:00~16:50

シンポジウム 学習指導要領の改訂 何がかわる?何が問題か?

報告者  「歴史総合」を中心に         井ノ口貴史(大阪歴教協)

「地理総合」の取り組みから  松尾良作 (地教研)

「道徳・公共」を考える    岩本賢治 (兵庫歴教協)

資料代 : 1000円   市民・学生は 500円 (高校生以下は無料)

連絡先 :大阪歴史教育者協議会事務局 https://osaka-rekkyo.org/

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☆大阪歴史教育者協議会総会10:00~ ☆ 研究大会受付:10:45~

明日から役立つ教材の交換会やります!

大阪歴史教育者協議会第52回研究大会

実践報告① 11:00~12:00

 小学3年生と学ぶ お店屋さんの仕事

 3年生は社会科の入門期。自分達のくらし、生活の土台にあるお店やスーパーマーケット、コンビニを見学し、見えない所も見、働く人と出会って楽しく学びました。地域を学んで日本の社会の課題が見えて来ました。

   飯田 裕子(前大阪市立東中浜小学校)

〈昼食休憩〉

明日から役立つ実物教材交換会

実践報告② 13:00~14:00

 いわゆる「アクティブ・ラーニング」を考える

 アクティブ・ラーニングが必要だという指導が強くなっています。しかし、これまでも子どもたちが活動し、語り合って高め合う学習を大切にしてきました。地域の実際と子どもの実態を大切に、学びがいのある教材に取り組み、指導法を工夫していきましょう。高校3年生達との実践を報告します。
   浅井 義弘(大阪府立東百舌鳥高等学校)

実践報告に対する質疑応答など  14:10~14:50

15:00〜16:50 シンポジウムのテーマと内容

学習指導要領の改訂―何がかわる?何が問題か?

  報告者 井ノ口貴史(大阪歴教協)・松尾良作(地教研)・岩本賢治(兵庫歴教協)

 次期学習指導要領改訂のねらいは、新自由主義の世界を生き抜くためのグローバル人材の育成と、10%のエリートのための教育をすすめることにあります。

 2008年改定で反映できなかった06年教育基本法、学校教育法・同施行規則がねらう国家主義的な教育政策を具体化させるものです。
 「育成すべき資質・能力」を国家が定め、「主体的・対話的で深い学び」という指導法を強制し、カリキュラム・マネジメントと称して主権者として成長する権利を持つ子どもと専門職である教師が協働して創造する教育課程づくりの権利を奪うものです。

 シンポジウムでは、昨年末に出された中教審答申と2017年3月31日に「告示」された小・中の学習指導要領に示された道徳、社会,地歴・公民の内容等をもとに、次期学習指導要領の問題点を考え、私たちの実践の方向について語りあいます。

  

大阪歴史教育者協議会第51回研究大会(5月22日)

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大阪歴史教育者協議会第51回研究大会

地域に根ざし 平和を創る社会科教育

歴史の真実を学びたい。楽しい授業がしたいと願うみなさん。
教室や地域の実践を持ち寄り、学びあいましょう。

2016年 5月22日(日)11:00~17:00

会場: サンスクエア堺 第1会議室
Tel 072-222-3561(JR堺市駅前 西へ100mベルマージュ側 しののめ公園の西側 )

「主権者教育―いま何が求められているのかー」

講演 冨田 宏治(とみだこうじ)さん(関西学院大学大学法学部教授)

 日本政治思想史  近代日本におけるデモクラシー思想の研究。
 明治以降、日本に移入された自由、民主主義といった観念や思想が、どのような変容を受けながら日本近代の思想の中に定着し、展開していったのかを研究されています。

資料代 : 1000円 市民・学生は 500円 (高校生以下は無料)

連絡先 :大阪歴史教育者協議会事務局 浅井義弘 https://osaka-rekkyo.org/

☆大阪歴史教育者協議会総会10:00~ ☆ 研究大会受付:10:45~

すぐに使える、明日から役立つ教材の交換会やります!

■大阪歴史教育者協議会第51回研究大会

実践報告① 11:00~12:00

「日本国憲法を通して考える~平和とは何か~」

日々のニュースの中で取り上げられた戦後70年、憲法9条の「改正」という内容に対し、子どもたちは「戦争になってほしくない」「第9条を変えないでほしい」と声をあげていました。子どもたちの思いを大切に、今日までなぜ戦争がなかったのか、日本国憲法を通して考えました。中田 小由希(高槻市立小学校)

〈昼食休憩〉

明日から役立つ実物教材交換会

実践報告② 13:00~14:00

「学校全体で主権者を育てよう」

18才選挙権実施が迫っています。選挙権行使だけでなく、主権者として生きる市民を育てるとはどんなことか、そのために学校全体でどんな学習や活動に取り組めばよいのか・・・。

社会科の実践をふり返りながら、学校全体で努力している現状を報告します。
山田 真理(英真学園高校)

▼意見交流 14:10~14:50 参加者からの発言 小・中・高の現状、市民の意見など

講演 15:00~

「主権者教育―いま何が求められているのかー 」

講師:冨田 宏治さん(関西学院大学)

18歳選挙権実施をふまえて、私たちに今どんな教育が求められているのでしょうか。

・現在の日本、大阪の情勢をどうとらえたらいいのか。大阪市住民投票、戦争法反対運動などで市民、特に青年層がどう判断し、動いたのか。

・その現状をふまえ、18歳選挙権のもとで私たち教師に何が求められているのか、役割と今後の課題を語っていただきます。

  

大阪歴史教育者協議会第50回研究大会

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大阪歴史教育者協議会第50回研究大会

戦後70年 地域に根ざし 平和を創る社会科教育

歴史の真実を学びたい。楽しい授業がしたいと願うみなさん。
教室や地域の実践を持ち寄り、学びあいましょう。

2015年7月4日(土)11:00~17:00

会場: サンスクエア堺 第1会議室(JR堺市駅前 西へ100mベルマージュ側 しののめ公園の西側 )

「大阪歴教協62年 みんなでとりくみ 学んできたこと」

基調報告 浅井 義弘

 大阪府立高校に勤務。 1985年歴教協加入。2000年度から大阪歴史教育者協議会事務局長。1990年度歴史教育者協議会全国大会より日本近現代分科会の世話人となり、分科会を運営。

 これまで大阪歴教協が取り組んできたこと・・・・社会科の授業プランづくり、実践、研究、科学運動から何を学ぶのか、これからどんな社会科教育を創っていくのかを考えましょう。

資料代 : 1000円 父母・市民は 500円 (高校生以下は無料)

連絡先 :大阪歴史教育者協議会事務局

10:00~11:00 大阪歴史教育者協議会総会

10:45~   研究大会受付 すぐに使える、明日から役立つ教材の交換会やります!

11:00~11:30 実践報告(1)「新聞号外を活用した戦後史の授業」
 

 戦後の歴史学習は重要だと思いながら、時間的制約で力を入れにくかったが、昨年の3年生で歴史の残りを担当し、ある工夫をした。 資料に新聞号外を使い、生徒達に3つのテーマにしぼってレポートを書いてもらい、代表的な意見を次の授業で読みあげた。 さて3つのテーマとは?

岡澤文彦 (元高石市立取石中学校)

11:30~12:00 実践報告(2)「通史の中で文化をどう教えるか -近現代史編―」

 文化史は、生徒にとっては「暗記」するしかないと思われている。文化は、時代の表象という考え方の上に立って、時代を特徴づけるものを各時代の「文化史」として扱うことで、生徒の文化史への理解が深められると考えている。そのようなことを標榜した検討結果を提案したい。

植木 武( 大阪女子短大高校)

<昼食休憩>

13:00~13:30 実践報告(3)「日清戦争の共同記述づくり―日中韓の中高生が教科書比較」

見学や討論、楽しい交流で学び合う3国中高生の東アジアキャンプ。2014年のグループワークで、教科書をもとに日清戦争の共通歴史認識を議論し、叙述化した過程をたどる。

原 幸夫(大阪府立河南高校)

13:30~14:30 基調報告「大阪歴教協62年 みんなでとりくみ 学んできたこと」

 「教科書は現代史をやる前に時間切れ」とよく言われますが、それでいいのでしょうか?

 大阪歴教協は、近現代史を最後まで教えるために、小・中・高の発達段階をふまえた授業プラン作りに取り組んできました。また、地域に根ざし、生徒が積極的に授業に取り組み、調べ、発表し、議論をして社会認識・歴史認識を深めていくには、どうすればいいのかという実践をおこない、歴史認識・社会認識をめぐって全国の会員と議論を深めてきました。62年間の大阪歴教協の歩みから何を学び、これからのどんな社会科教育を創っていけばいいのかを考えたい。

浅井 義弘(大阪府立東百舌鳥高校)

14:45~17:00 交流

  

大阪歴史教育者協議会第49回研究大会

2014_06_28a
2014_06_28b
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大阪歴史教育者協議会第49回研究大会
現在(いま)をみつめ 歴史に学び 平和な世界を

歴史の真実を学びたい。楽しい授業がしたいと願うみなさん。
地域に根ざした歴史学習で、平和に生きる子どもたちを育てましょう。
力を合わせ、教育と民主主義を守りましょう。
教室や地域の実践を持ち寄り、学びあいましょう。

2014年6月28日(土) 11:00~17:00

  • 会場: エルおおさか(大阪府立労働センター)南72号室
  • Tel 06-6942-0001(●京阪・地下鉄⾕町線天満橋駅⻄へ300m●京阪・地下鉄堺筋線北浜駅東へ500m)
  • 資料代 : 1000円 父母・市民は 500円 (高校生以下は無料)
  • 連絡先 :大阪歴史教育者協議会事務局

記念講演 「集団的自衛権か、憲法九条の豊富化か」 松竹伸幸さん
(かもがわ出版編集長・日本平和学会会員・日本ジャーナリスト会議出版部会世話人)

 松竹さんは、長崎県生まれ。小学校から高校までは神戸で育ち、東京 一橋大学へ。
 著書に、『集団的自衛権の深層』『憲法九条の軍事戦略』(平凡社新書) 『これならわかる日本の領土紛争』『マルクスはどんな憲法をめざしたのか』(大月書店) 『オスプレイとは何か40問40答』『幻想の抑止力』(かもがわ出版)『平和のために人権を』(文理閣)『反戦の世界史』『ルールある経済社会へ』(新日本出版社)など。

☆大阪歴史教育者協議会総会10:00~
☆研究大会受付:10:45~

実践報告① 11:00~12:00

「小学校 健康なくらしをささえる」
子どもたちの意見を大事にしたいと努力しながら、ゴミのゆくえをさぐりました。
今年度、久しぶりの小学4年生との取り組みの様子を報告します。

                    飯田 裕子(大阪市立東中浜小学校)

〈昼食休憩〉

実践報告② 13:00~14:00

「高校生とつくった沖縄学習-大阪に住む私たちに何ができるの?」
 高校生や大学生などが中心になって企画や運営が行われているピースフェスタかどま。
 本土に住む高校生が沖縄を見つめる視点を大切にしながら、沖縄の昔と今、そして未来を考えることが今回の学習会のテーマでした。
 なみはや高校演劇部とのやりとりを通して作り上げた学習の中身をご紹介します。

                    平井美津子(吹田市立第一中学校)

実践報告③ 14:00~15:00

「『フクシマ』後の原発学習をどうつくるか」
2011年4月より3年間にわたって大学1回生を対象に行った原発問題学習の報告です。
 学生たちの小学校からの学習履歴調査、全国の小中高校での授業実践報告分析、2011年4~6月の授業実践分析をもとに作成した教材を使って2012年と13年に行った授業を分析しました。
 その結果、ヒロシマ・ナガサキの放射線被害、原発をめぐる戦後史学習、湾岸戦争やイラク戦争での劣化ウラン弾の学習が意見形成に大きな役割を果たすことが示唆されました。

                    井ノ口貴史(京都橘大学)

記念講演 15:10~17:00

「集団的自衛権か、憲法九条の豊富化か」 松竹伸幸さん(かもがわ出版編集長)

 集団的自衛権とは何か!
 安倍首相と国民の矛盾は深まるが、 その路線と対抗して政権を奪う主体が見えてこない。
 憲法九条を豊かに捉えることが打開策にならないだろうか。