日 時:2023年2月19日(日) 午後2時より ZOOM利用で行います。
テーマ:「沖縄復帰50周年と沖縄の歴史について(仮)」
報告者: 垣花陸人さん(沖縄県立南風原高校)
垣花さんは、沖縄出身で関西の大学を卒業して2年目、2022年4月からはじめて高校現場で教えることになった教職1年目の方です。学校設定科目「沖縄の歴史」を1年間教えて、そこでの実践を報告してくれます。現在、期末考査の作問や卒業関係の業務で多忙をきわめているようです。報告レポートなどを皆さんに届けるのが報告直前になると思いますが、温かく見守ってやって下さい。
その他
世界史部会 9月例会(9月25日)
日 時:2022年9月25日(日)14時~ ZOOM利用で行います。
テーマ:「ウクライナ侵攻に向き合う-<問いの共同決定~倒叙歴史>による現代史学習の試み-」
報告者: 和井田祐司さん(大阪暁光高校)
<報告者からの概要です>
歴史総合の導入に向け、勤務校にて、井ノ口さんのお話を聞く機会を設定した。
意見表明(意見交流)を経て、問いを共同決定し、現在進行中の事象を理解するために倒叙的に歴史学習も行う<井ノ口モデル>を援用し、6月、ウクライナ侵攻に関する授業を行った。
当日は、授業の内容および、実践してみて感じた成果と課題を報告する。参加を希望される方は井ノ口に(inoc7009アットマークm3.kcn.ne.jp )連絡してください。
世界史部会 6月例会(6月26日)
日 時:2022年6月26日(日) 午後2時00分より
テーマ:「教科書に沿った歴史総合の授業を行ってみて」
報告者: 江里晃さん(実践女子学園中学高等学校)
江里さんの学校では、清水書院の歴総705を使っています。歴総705は1テーマ2ページで構成されている教科書記述の3分の2が資料で占められている、ある意味で特別な構成の教科書です。松本さんの学校が使っている歴総707とは対極にあるような教科書です。歴史総合は「問いをつくって資料を活用して学ぶ」というコンセプトの科目ですが、この資料を重視した教科書を使っての実践報告となります。
参加を希望する方は井ノ口さんに(inoc7009アットマークm3.kcn.ne.jp )連絡してください。
ZOOM利用で行います。
5月例会は、実際に山川出版社の歴総707の教科書を使って約2ヶ月教えてみた生徒と教師の状況を、大阪商業大学堺高校の松本さんが報告されました。歴総707は「歴史総合」の教科書の中では唯一通史的な記述の教科書です。松本さんの学校では3単位の設定ですが、3単位でも時間にゆとりがなく、中学校からの積み上げがないために生徒はわかない事項が多く、生徒も教師も戸惑っているとの報告がありました。原因が通史的な記述のせいなのか、中学校の歴史学習とのギャップが大きいからなのか、今後の実践報告をもとに原因を探っていく必要がありそうです。参加者11人の協議では、「3単位でも厳しい状況なので、2単位でのカリキュラム(約50時間)では、教科書を1からやるのではなく、テーマを絞って、授業展開を考察すべき」という意見もありました。
日本史部会 4月例会(4月27日)
日時:2022年4月27日(水)18:30~
会場:大阪府教育会館(たかつガーデン)
会場とZOOM利用のハイブリッドでおこないます。
内容:「江戸時代の絵図を読み解くー『河内名所図会高安の里木綿買』から」
報告者:河内晴彦さん
この数年、江戸時代の絵図(「絵画史料」と「絵地図」)を子どもたちと読み解く実践を続けてきた。大阪紡績の絵や写真(近現代史の大阪「産業革命」)に進みたいところだが、もう一度一番はじめの『河内名所図会高安の里木綿買』に戻って考えたい。この絵図を「問屋制家内工業」の史料として、紹介していることが多く見られるようになった。本当にそう言えるのだろうか。
また、「絵図を読み解く」という学習方法の意義と限界についても、今の段階でまとめておきたい。
世界史部会 4月例会(4月24日)
日 時:2022年4月24日(日) 午後2時00分より
ZOOM利用で行います。参加申し込みは事務局へ
テーマ:産業革命の授業をどう構成するか
報告者:井ノ口貴史(立命館大学)
【報告の概要】
- イギリス産業革命について、明成社を除く11冊の教科書を分析します。
- 課題解決的な学習(仮説検証型授業)をイギリスの産業革命の授業で実施した報告をもとに、生徒の授業参加の視点から歴史の学び方を考えます。
- 「イギリスの産業革命」を仮説検証型の授業に仕組むための「問いの作り方」を提示します。
- 「問い=学習問題」に対する仮説とその仮説を検証するための資料のあり方を考えます。
教師主導で仮説を検証する授業と生徒がグループで仮説を検証する授業を提示することで、「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニングの視点)の課題を考えます
高槻支部 4月例会(4月24日)
日時:2022年4月24日(土) 10:00~12:00
会場:クロスパル(高槻市民交流センター)創の工房(3F)
テーマ ・今年度のテーマ
・担当学年の教材研究
・その他何でも
2月例会はできませんでしたが、3 月例会は27日に実施しました。急遽決めたことで、「ぼちぼち」も出さず、いつも参加の方々にのみ連絡しました。悪しからず。一年間の反省、子どもへの接し方、教育の根幹にかかわること等、話し合い、現場の課題の一端を再確認しました。
来年度、新しいメンバーが例会に参加されると知り、参加者一同喜びあいました。また、新米ママさんが、子連れで例会に参加。いつもと違った和やかな空気も流れました。貴重な史料も見つかり、コピーして下さって参加者に配布。矢張り対面で話し合う中、いろいろな収穫がありました。例会を続けている意義があると実感できた年度末の会となりました。参加者の都合により、例会の曜日、時間が今までと異なります。お間違いのないようにして下さい。年度初めの大事な時期。今年度のスタートに役立てられる例会にしていきましょう。
世界史部会 3月例会(3月27日)
日 時:2022年3月27日(日)午後2時~
ZOOM利用で行います。参加希望の方は、事務局ヘ連絡ください。。
テーマ:生徒に「歴史総合」とどう出合わせるか―ドラマのある授業を作りたいー
「ペリー艦隊に向かって日本の通詞は何語で何と言ったのか」
Keyword:仮説実験授業、「歴史総合」の導入教材、幕府の言語力、幕府の外交交渉
報告者:井ノ口貴史さん
日本史部会 3月例会(3月23日)
日時:2022年3月23日(水)18:30~
会場:大阪府教育会館(たかつガーデン)
会場とZOOM利用のハイブリッドでおこないます。
内容:「二人の總一郎」
―人物を起点とした歴史総合の授業開発―
報告者:植田啓生さん(清心中学校・女子高等学校)
浅野總一郎と大原總一郎。浅野は幕末から大正、大原は明治から昭和を生きた実業家であるが、どちらも教科書には載っていない、無名の人物である。しかし、同じ名前を持つ「二人の總一郎」の人生を紐解くと、近世から近現代にかけて倉敷・大阪・横浜にまたがる日本の産業構造や労働問題の変化を垣間見ることができる。歴史総合や公共の主題学習にも転用可能と考えられるため、新指導要領の試案として報告する。
高槻支部 2月例会(2月26日)
日時:2022年2月26日(土) 14:00~16:00
会場:クロスパル(高槻市民交流センター)701 号室(7F)
テーマ ・担当学年の教材研究
・授業のメインテーマ
・戦後史の教材研究
・その他何でも
オミクロン感染者の急激な増加で、1 月例会は残念ながら休会としました。
現場では、学級、学年閉鎖、休校となっている学校が多いです。
そのような事態が生じていなくても、教員が濃厚接触者で登校できないといった
ケースも聞きます。年度末を控え、現場の方々の奮闘ぶりにどうか体に気を付け
て下さいとしか言いようがありません。