支部・部会・研究会案内

日本史部会 4月例会(4月22日)

日時:2020年4月22日(水)18:30~20:30
会場:大阪府教育会館(たかつガーデン)3階「楓」
内容:人物からみる高校日本史ーフランシスコ・ザビエルー
報告者:永瀬 弘勝 さん
 ザビエルの日本での布教活動を通して、当時の日本、アジア、世界をながめてみる。

  

小学校部会 4月例会(4月4日)

日時 2020年4月4日(土) 9時30分~12時30分
会場 東成区民センター601号室
内容 新年度の授業プランつくり
 社会科を中心とはしますが、一年間を大きく見通しての取り組みや行事なども見据えて交流できたらよいのではないかと思います。学校の年間計画や新指導要領などわかる範囲でご用意ください。また、こんなことをやってみたいが・・・という思いをもってプランニングできるといいなあと思います。同じ学年の方なども誘ってください。
 ゆるせる方は、センターは12時半までですができれば近くで昼食などもとりながら、2時半頃まで交流できればと思います。是非、ご予定いただけると幸いです。

  

歴史たんけん堺 2020 春の講座・見学会

 この案内チラシのダウンロードはこちら(PDF)

榎並さんの包丁鍛冶と
歴史のまち堺ミニウォークご案内

3月27日(金) 14:00~16:30
第1部 包丁鍛冶の見学
鍛冶職人榎並正さんのお仕事見学
14:00~15:00 過ぎ
集合 13:50 榎並刃物製作所(堺区九間町西2丁)前
または13:45 阪堺線神明町電停

主催 大阪歴史教育者協議会堺支部 & 堺たんけんクラブ

  

2020大阪歴教協 社会科講座の報告

2020大阪歴教協 社会科講座

「地域に学ぶ/地域の教材化をどうすすめるか」

2月1日(土)に、金蘭会中・高校を会場に「わかる授業 楽しい社会科に」を開催しました。

 第1部は、小学校部会の岡崎謙太郎さんの「教材資料集『淀川』をつくる 活かす 遊ぶ」から学びました。16年前に小学校部会が中心となって発行した「教材資料集 淀川」を、もっと子どもに分かりやすく、おもしろく、大人にとっても役に立つものにしたいと「大阪・淀川教材研究会」で改訂版を作りました。淀川の水はどこから流れてきて、私たちの生活とどのようにかかわっているのだろうか。大阪は、淀川とともにどのように変わり、洪水を防ぐためにどんなことをしてきたのだろうか。自分と関わりのあることとして考えてほしいという岡崎さんの思いが伝わってきました。岡崎さんのクラスの生徒の作文も交えながらの聞いていて楽しい報告でした。淀川河川レンジャーの方々の協力で実施された、城北ワンドでの校外学習の報告は子どもたちのイキイキとした顔が浮かんできました。

 第2部は、パネルディスカッション「地域に学ぶ / 地域の教材化をどうすすめるか」です。岡崎報告を受けて、高校の日本史実践、小学生の大和川学習と市民運動、小学校社会科で追求してきた「地域の教材化」の報告をもとに「地域に根ざす」ことの意味をみんなで考えました。

 浅井義弘「地域から考える日本の歴史」は、小学校の先生方の、地域調べ、校区のお店、工場調べと発表という学習方法に学び、「聞き取り」や地域のフィールドワークも取り入れている。「聞き取り」、フィールドワークそのものが、自分たちで歴史を調べる主体的な学習であること。ICTの活用は有効な部分もあるが、生徒には実物教材の方が印象に残っている。学校で植えている「木棉」から日本と世界の歴史を学ぶことができる。例えば、大和川の付け替えと新田開発(堺では三宝新田など)、商品作物としての棉。棉の不作で、年貢延納願いを出したが、認められずに立ち上がった和泉国一橋領の百姓たち(千原騒動)。そして摂津河内和泉の百姓たちによる国訴。近代史では、大阪紡績会社で学ぶ産業革命。産業革命で河内木綿はその後どうなったのかなどを紹介。一粒のワタの種から日本と世界の歴史を考えることができる。地域のフィールドワークや実物教材で、生徒は歴史を身近に感じるようになり、学習意欲が高まると。ICTだけではこの学びはできない事を報告。

 小松清生「地域学習~川とくらしの学習~市民活動へ」は、地域学習の魅力を、①子どもたちが住み育つ地域が教材になる。②具体物を通した理解。体験・見学・調べ活動は楽しい。③くらしと地域の目で、本質に迫る。④父母・祖父母・地域の方々に助けられ、楽しく学ぶ。⑤父母・地域に応援される学習と学級づくり。⑥地域の現実を学び、願いを育てることは、主権者を育てる教育。⑦地域の先人、保護者、市民、専門家との出会い、子どもも教師も育つ。⑧仲間としての努力が、さらに広い出会いと協力のネットワークを広げるとまとめられている。その上で大和川学習の魅力、ご自身の新任教師のころから取り組んでこられた「五箇荘かるた」「大和川かるた」などの実践、「わたしたちの大和川」の編集・執筆のこと、堺の伝統産業、平和学習の実践、退職後も続けておられる大和川市民ネットワークの活動などを報告。

 河内晴彦「地域から学ぶ / 地域の教材化をどうすすめるか」では、地域についてこう捉えられている。地域は、身近にあるもの(空間認識)だけでなく「生活台」としてとらえること。地域からの視点は、地域と地域を比べ、地域から日本全体を見る、東アジアという地域を見ることである。地域の課題は「まちづくり」の視点で考えることが大切であると。学年の目標に関連させて、その教材で何を教えるのか。どんな学習方法が適切かで教材化をすすめたい。人物の取り扱いでは、人物には様々な側面があり、「偉人伝」にはしない。ICTは入り口にすぎない。ヒトに出合わせ、古地図や史料などのホンモノに出合わせたい。博物館の学芸員さんの協力を得たいと。ご自身の「河内もめん」の教材化、「大和川学習」を紹介され、国土交通省「水と川学びのススメ」を批判的に検討されたことを報告。

 報告の後、井ノ口貴史さんのコーディネートで、報告を深めました。「地域に根ざすとは。何を深めていけばよいのか。」「世界史から地域をどう見るのかは難しい課題だ。シャッター通りの商店街という現実があり、外国人労働者も多数住んでいる。過去・現在・未来。発達段階に応じた教材をどう作るのか。」「見て、聞いて調べる体験。地域の大人たちとのつながりが大切で、そこから市民道徳が形成される。」「地域から世界へ。世界から地域への双方向の学習が大切だ。」「よい地域を作ろう。地域を学んで歴史が見えてくる。これは主権者教育である。」などの意見が出されました。

<感想>

(M Oさん)
 地域学習についてのお話を聞かせてもらう中で、自分の担任する学級の子どもたちにもっと実物を見せたり、フィールドワークをしたりする中で、自ら興味を持って学習できる環境を作りたいと思いました。

(H Kさん)
 地域学習の切り口から様々な方面へ話がひろがって、改めて社会科は奥が深いと思いました。子どもたちが「知りたい!」「これについて調べたい!」と社会科を身近に感じてくれるような授業をしようと思いました。

(A Nさん)
 「地域から学ぶ/地域の教材化をどうすすめるか」という言葉は、参加させてもらうまで難しいなと思っていましたが、本物に触れさせること、その中で人と出合わせることが自分にとっては大切になるのではないかと思いました。地域をまず知ることで生活実態を知り、社会にはどんな課題や矛盾をはらんでいるのか、それを考えさせられる契機になったと思います。ありがとうございました。

  

日本史部会 3月例会(3月25日)

日時:2020年3月25日(水)18:30~20:30
会場:大阪府教育会館(たかつガーデン)3階「楓」
内容:第Ⅲ世代の「歴教協創立70年ーこれまでとこれからー」
      〜高校1年の現代社会(日本倫理・思想史)学習に焦点をあてて〜
報告者:植田 啓生 さん
 2019年度、高校1年現代社会の日本倫理・思想史に関わる分野の実践を報告します。授業実践の分析と批判的考察をおこなった上で、次年度からの勤務校での「授業開きプラン」提案にも繋げたい。

  

世界史部会 2月例会(2月25日)

日 時:2020年2月25日(火)午後6時30分より
場 所:大阪市西成区民センター スタジオ
     (大阪市西成区岸里1-1-50)
       地下鉄四つ橋線「岸里」駅2号出口東へ1分
       地下鉄堺筋線「天下茶屋」駅西出口南へ5分
       南海本線・高野線「天下茶屋」駅西出口南へ5分
テーマ:「過去・現在・未来の東アジアを学び語り合う
       -東アジア青少年歴史体験キャンプ 17~19年の3年間」
報告者:原 幸夫さん
<要旨>
 2017年のソウルキャンプでは、朴槿恵政権を文在寅政権に変えた歴史的な市民運動であるロウソク集会、デモとそれが誕生した歴史を学びました。軍事政権と対峙してきた韓国市民運動の凄さを実感しました。
 2018年の長春キャンプでは、日本の植民地であった「満洲国」でその支配の実態を目の当たりにしました。日本の企業・政府・軍部・「満洲国」政府が中国の労働力と資源を掠奪した現場に残された「万人坑」を見た中高生たちは絶句しました。
 2019年の東京キャンプではテーマの一つに第五福竜丸被ばく事件(ビキニ被災事件)をとりあげ、核実験の被害の凄まじさを学び核兵器禁止条約と核保有国の立場の意見を交えて議論しました。
 この3年間のキャンプは、冷戦後の東アジアという特異な地域の変貌する現在とそれを生み出した過去について、日中韓の中高生たちが現場を踏み歴史を辿って交流・対話し、それまでのキャンプとは違った体験学習となりました。
映像を交えながら、この3回のキャンプをふりかえります。

  

高槻支部 2月例会(2月28日)

日時:2020年2月28日(金)19:00~21:00
会場:高槻市市民交流センター(クロスパル)3階 創の工房
内容:参加者の担当学年の教材研究
   授業のメインテーマ
   その他なんでも
日々、新型コロナウィルスによる肺炎のニュースでもちきりですが、現場ではインフルエンザによる学級閉鎖、担任の罹患が出ています。
そんな中でも例会に参加してくれた人達。研究授業、増える書類作りと相変わらずの多忙。ゆとりのない毎日。これが続けば、子ども達への悪影響は必至です。そんな中、学年で、学校で仲間と共に学びたいという声が出ています。大変でしょうが、ぜひ実現してほしいです。子どもを生き生き学ばせたいと願い、努力していこうとする現場の人たちの存在は希望の光です。

  

日本史部会 2月例会(2月26日)

日時:2020年2月26日(水)18:30~20:30
会場:大阪府教育会館(たかつガーデン)3階「楓」
内容:第Ⅱ世代の「歴教協創立70年ーこれまでとこれからー」
      〜小学校6年歴史学習に焦点をあてて〜
報告者:河内 晴彦 さん
 2015年に二本の論文を書きました。(発表は2016年3月と5月)1本は「歴史教育者協議会の特質と実践をてがかりに」を副題とした理屈っぽいもの、もう1本は『大阪の歴史教育』49号に掲載してもらった教材や授業例をしめしたものです。この2つの論文で何を明らかにしたかったのか、今後の小学校の歴史学習の実践をどう考えているのかについて報告したいと思います。第Ⅰ世代、第Ⅲ世代を含め皆さんのご意見を聞かせてください。

  

2020年 大阪歴教協 社会科講座の見どころ

2月1日「社会科講座」の見どころ

 2月1日「社会科講座」の案内はこちら

講座(1)

「教材資料集『淀川』をつくる 活かす 遊ぶ」
岡崎謙太郎(大阪市立榎並小学校)

歴教協小学校部会で、作った教材資料集「淀川」の改訂版。新しい写真や資料も載せています。淀川と淀川学習のおもしろさや魅力を報告します。

講座(2)パネルディスカッション

①高校日本史「地域から考える日本の歴史」
浅井義弘(大阪府立東百舌鳥高校)

土塔・行基から奈良時代の社会と文化を考える。大和川のつけかえと新田開発、棉と百姓一揆、産業革命と河内木綿など、地域から日本、世界の歴史を多面的に学びたい。 

②「小学生の大和川学習と市民活動」  
小松清生(元堺市立錦小学校) 

自分達の地域と大和川、地元の川とくらしを学びましょう。
川とあそぼう大和川クラブなどの市民活動も紹介します。

③「地域とは?地域の何をどう教材化するのか」
河内晴彦(元四條畷市立忍ヶ丘小学校教頭、京都橘大学等非常勤講師)

「地域」をどうみるのか。「地域」の何をどう教材化したのかについて、小2「ワタを育てて」、小4「水路をたずねて」、小6「ワタ百姓と菱垣廻船」をもとに話します。新指導要領における「水と川をフィールドにした学習」(国土交通省)や現在の小4「大和川つけかえ」実践についても少しコメントしたいと思います。

*井ノ口貴史大阪歴教協委員長をコーディネーターに、みんなで地域の何を、どう教えるのかを考えます。皆さんの疑問や実践もお聞かせください。