支部・部会・研究会案内

世界史部会 9月例会(9月25日)

日 時:2022年9月25日(日)14時~ ZOOM利用で行います。
テーマ:「ウクライナ侵攻に向き合う-<問いの共同決定~倒叙歴史>による現代史学習の試み-」
報告者: 和井田祐司さん(大阪暁光高校)
<報告者からの概要です>
歴史総合の導入に向け、勤務校にて、井ノ口さんのお話を聞く機会を設定した。
意見表明(意見交流)を経て、問いを共同決定し、現在進行中の事象を理解するために倒叙的に歴史学習も行う<井ノ口モデル>を援用し、6月、ウクライナ侵攻に関する授業を行った。
当日は、授業の内容および、実践してみて感じた成果と課題を報告する。参加を希望される方は井ノ口に(inoc7009アットマークm3.kcn.ne.jp )連絡してください。

 

  

小学校部会 9・10月例会(10月8日)

日時:2022年10月8日(土) 9時30分から12時ころ
会場:東成区民センター 701号室
内容:授業プランや日々の実践、子どものようすなど。
阿部さん、岡崎さん、黃さん、笹田さん、梶野さん、二ノ方さん
研究:河内さん、小野さん、平尾さん、飯田さん

  

大阪の歴史教育 第55号

大阪の歴史教育 第55号 2022.7

大阪の歴史教育 第55号 2022.7

大阪を歩く 地域を見つめる【グラビアページ】

堺の打刃物包丁鍛冶の職人さん 小松清生

巻頭言 平和を作る主権者を育てたい 平井美津子

コロナ禍の子どもたちと教育

  コロナ禍の中の子ども達-小学校part2 オンライン授業 小学校部会

  コロナ禍の中学生と中学校現場-2021年度 中條加奈子

  超多忙化のもとでも生徒の成長を願って 浅井義弘

近畿ブロック研究集会

  研究授業「悪」と向き合う-アイヒマン裁判考- 和井田祐司

  パネルディスカッション

   小学校社会科教育に求められているもの 川本治雄

   「科学的な基礎的知識の定着」から「基礎概念」の習得、そしてその価値・意味を問う授業のあり方-中学校社会科教育の課題- 岩本賢治

   「歴史総合」を18歳選挙権時代にふさわしい歴史学習に作り替える 井ノ口貴史

教育実践 世界史Aで何を扱ったか-18時間での実践- 松尾良作

     ケア労働から働き方を考える 山田真理

     「総合的な学習の時間」で、主権者の育成を 浅井義弘

学校づくり・社会運動・戦争体験

  統廃合で「小中学校」に、そして「義務教育学校」へこどもはどこに! 志村誠

  全国水平社創立100周年記念講演会に参加して
   -小学校6年歴史学習の視点で学んだこと・考えたこと- 河内晴彦

  戦場の父を追って-バリンタン海峡の海難とフィリピン戦- 原幸夫

見よう・ふれよう・調べよう~大阪の歴史

  「紀元二千六百年」とは何だったのか-大阪の石造記念物探訪 森田敏彦

 

  

世界史部会 8月例会(8月28日)

日 時:2022年8月28日(日) 午後2時00分より
    ZOOM利用で行います。
テーマ:「地理総合でパレスチナ問題」
報告者: 田城賢司さん(和歌山県歴教協・熊野高校)
<田城さんからのメッセージ>
 「地理総合」・「公共」では 民族問題や紛争について取り扱うことが明示されている訳ではありません。たまたまですが、本校採用の教科書 地理総合〔第一学習社〕 公共〔実教出版〕 にはパレスチナ問題の記述があり、今回取り上げてみることにしました。
 地理総合での授業プランをもとに、3科目で扱い方にどのような違いがあるのか?ないのか?科目相互連携の可能性を話し合えればと思います。
参加を希望する方は井ノ口さんに(inoc7009アットマークm3.kcn.ne.jp )に連絡してください。

  

世界史部会7月例会 (7月24日)

日 時:2022年7月24日(日) 午後2時00分より
    ZOOM利用で行います。
テーマ:「歴史総合の授業構想-現代的諸課題をどうするのか」
報告者:井ノ口貴史(大阪歴教協)
【報告者から】「学習指導要領解説地理歴史編」では、教える順番まで指定して「解説」を書いているのですが、各社が発行する教科書は、「解説」に忠実に従っているようには思えません。特に「思考力・判断力・表現力等」に関しては、各社の教科書はアリバイづくり程度の記述です。「解説」には、「思考力・判断力・表現力等」に関しては、例示されているものは全て「あなたは・・・」と個人の意見表明や理解の表明を求めるものになっているのですが、山川の教科書は、テーマで扱っている708,709とも片隅にも書かれていません。他の教科書も申し訳程度に最後に記されるだけです。検定でも「思考力・判断力・表現力等」に関しては重視されなかったのでしょうか。山川の707は従来の通史的な記述のままで、主題も書かれませんから、フリーパスだったのかと思わざるを得ません。実教の704では産業革命とアメリカ独立戦争を1テーマ1時間で書いていますし、その他の教科書もアメリカ独立革命とフランス革命も1テーマ1時間の扱いです。「知識」すら重視していません(異様なまでの資料の取り扱いについての記述がありますから、「技能」は重視したのでしょうが)。「知識」はエエカゲンでよい、「思考力、判断力、表現力等」はドウデオイイ、その結果現在の社会の矛盾に気づかない「良き国民」が育つということ(学びに向かう力、人間性等)になる。現場では世界史は風前の灯火状態です。今後ますます「歴史を忌避する若者、歴史に無関心な若者」が増えることになることでしょう。さあどうすれば良いのか・・・
参加を希望する方は井ノ口さんに(inoc7009アットマークm3.kcn.ne.jp )に連絡してください。

  

高槻支部 9月例会(9月17日)

日時:2022年9月17日(土) 14:30~16:30
会場:クロスパル(高槻市民交流センター)701号室
テーマ ・担当学年の教材研究
    ・その他何でも
7月例会は梅雨明け直後でした。この暑さの中、参加するだけでたいへんです。最初に報告されたのは、3年生の市庁舎等の見学が暑さのため中止になったということです。異常気象の影響はあちこちに出てきていますね。
 校区の地図学習は、3年生にとってむずしいようですが、学年全体としてゆったり取り組まれているのが魅力的でした。子ども達は自分の発見、体験をグループ内で発表し、話し合うことで学びを深め、楽しんでいるようです。好奇心旺盛な3年生の特性が生かされていると感じました。
 校区内に田んぼがまだ残っているので、「はたらく人」は農家の人を重点的に取り上げてはという提案。元気な子供たちに先導して貰い、担任が聞き取りを始めていくというのは、興味深い取り組みです。次回の報告が楽しみです。
 2か月先の例会ですが、予定に入れておいて下さい。

  

高槻支部 7月例会(7月2日)

日時:2022年7月2日(土) 13:00~15:00
会場:クロスパル(高槻市民交流センター)303号室(3F)
テーマ ・担当学年の教材研究
    ・その他何でも
6 月例会では、3 年の地図学習の報告がありました。校区探検の後それを地図上に書いていくということでは、児童によって理解度に大きな差があるようです。校区を舞台に元気に遊んでいる子と、そうでない子では生活体験が違うのですね。校区全体を即理解させることではなく、気長に校区学習を進め、他の単元の学習に入るのも一つの方法かなと考えます。校区地図をずっと貼っておき、気付いたことを記入していくとか。地名等を表に半折した裏側にコメントを書き込むというアイディアも出されました。
虫に夢中になったり、農家のおじさんも叱る人、そうでない人と見分けたり、3 年生らしい遊びを堪能している子の様子を担任から聞きました。いいクラスだなあと OB、OG は感じます。担任になれば、大変なことも多いでしょうが・・・ 子どもの話をしながら授業作りを進めましょう!

  

日本史部会 6月例会(6月22日)

日時:2022年6月22日(水)18:30~
会場:大阪府教育会館(たかつガーデン)
   会場とZOOM利用のハイブリッドでおこないます。参加希望の方はご連絡く    ださい。
内容と報告者:歴教協全国大会報告概要
 8月の歴教協全国大会に大阪の日本史部会からの報告の検討を5月例会に続いておこないます。今回は教材研究の詳細や具体的な実践について報告、検討します。
日本前近代分科会
「江戸時代の絵図を読み解く実践-摂津・河内における-」 河内晴彦さん
「まぐれ、気まぐれの歴史教育-前近代史編」 永瀬弘勝さん 
日本近現代分科会
「十五年戦争をどう教えたか」 浅井義弘さん

  

世界史部会 6月例会(6月26日)

日 時:2022年6月26日(日) 午後2時00分より
テーマ:「教科書に沿った歴史総合の授業を行ってみて」
報告者: 江里晃さん(実践女子学園中学高等学校)
 江里さんの学校では、清水書院の歴総705を使っています。歴総705は1テーマ2ページで構成されている教科書記述の3分の2が資料で占められている、ある意味で特別な構成の教科書です。松本さんの学校が使っている歴総707とは対極にあるような教科書です。歴史総合は「問いをつくって資料を活用して学ぶ」というコンセプトの科目ですが、この資料を重視した教科書を使っての実践報告となります。
参加を希望する方は井ノ口さんに(inoc7009アットマークm3.kcn.ne.jp )連絡してください。
    ZOOM利用で行います。
 5月例会は、実際に山川出版社の歴総707の教科書を使って約2ヶ月教えてみた生徒と教師の状況を、大阪商業大学堺高校の松本さんが報告されました。歴総707は「歴史総合」の教科書の中では唯一通史的な記述の教科書です。松本さんの学校では3単位の設定ですが、3単位でも時間にゆとりがなく、中学校からの積み上げがないために生徒はわかない事項が多く、生徒も教師も戸惑っているとの報告がありました。原因が通史的な記述のせいなのか、中学校の歴史学習とのギャップが大きいからなのか、今後の実践報告をもとに原因を探っていく必要がありそうです。参加者11人の協議では、「3単位でも厳しい状況なので、2単位でのカリキュラム(約50時間)では、教科書を1からやるのではなく、テーマを絞って、授業展開を考察すべき」という意見もありました。

  

日本史部会 5月例会(5月25日)

日時:2022年5月25日(水)18:30~
会場:大阪府教育会館(たかつガーデン)
会場とZOOM利用のハイブリッドでおこないます。
内容と報告者:歴教協全国大会報告概要
 8月の歴教協全国大会に大阪の日本史部会から下記の3名の報告があります。
 その報告内容骨子を検討して、全国大会の報告を充実させていきたいと考えます。
 日本前近代分科会
  「江戸時代の絵図を読み解く実践-摂津・河内における-」 河内晴彦さん
  「まぐれ、気まぐれの歴史教育-前近代史編」 永瀬弘勝さん 
 日本近現代分科会
  「十五年戦争をどう教えたか」 浅井義弘さん