世界史部会・2011年春のフィールドワーク

テーマ:京都と日露戦争

昨年は「韓国併合」100年で、様々な催しも行われました。その「韓国併合」の直接のきっかけとなったのが日露戦争ですが、その日露戦争を美化して描こうとしているのがドラマ「坂の上の雲」です。その中で、日本史においても、世界史においても、日露戦争の実相をしっかりと教えていく必要性を感じています。そのためにも、身近な地域の中で、日露戦争と人々がどう関わり、その後にどのような影響があったかを見ていかないといけません。今回は京都でのフィールドワークですが、他の地域にも応用できる内容と考えています。

日時:3月19日(土)午後0時50分

集合場所:JR京都駅(10番ホーム)

○一番西寄り、橋上通路を降りてきた所に集合。

○13:05発奈良行き普通に乗車します。         

○現地(JR桃山駅・乃木神社)集合でもかまいません。

(JR桃山駅着 13:16)

内容

○乃木神社【JR奈良線・京都駅→桃山駅下車】

☆日露戦争で旅順を攻撃した第三軍の司令官乃木希典を神として祭った神社

☆日露戦争当時、第三軍司令部として接収された中国の民家が移築されている。

☆「天皇崇拝」と「忠君愛国」の教育の場であった桃山御陵と乃木神社

☆戦後、いろいろなモニュメントも作られている。

○東福寺塔頭霊雲院【JR奈良線・桃山駅→東福寺駅下車】

【拝観料300円】

☆日露戦争当時、ロシア兵捕虜収容所となっていた。ロシア兵の手作りのタンバリン・バイオリン・バラライカ等の楽器、ロシア貨幣・ロシア兵の写真等が展示されている。

☆庭園でも有名。

○無鄰庵

【京阪本線・東福寺駅→三条駅、京都市営地下鉄東西線・三条京阪駅→蹴上駅】

☆山県有朋の別荘。桂太郎・小村寿太郎・伊藤博文・山県有朋の「無鄰庵会議」の場所

☆庭園もきれい。【入園料400円】

○京都ハリストス正教会【京都市営地下鉄東西線・蹴上駅→京都市役所前駅】

☆1901年に完成した日本最古級の本格的ロシア・ビザンチン形式の建物。1903年より正式に使用。

☆日露戦争中には、ロシア兵捕虜が礼拝等でよく訪問。帰国時にイコン2枚を寄贈

◇イコン見学を申し込んでいましたが、当日、責任者が不在で構内見学は出来ません。

○京都市営地下鉄烏丸線・丸太町駅で解散

費用

○交通費=1,000円+α
☆JR京都駅~JR桃山駅=190円
☆JR桃山駅~JR東福寺駅=190円
☆京阪東福寺駅~京阪三条駅=200円

☆地下鉄三条京阪~地下鉄蹴上=210円
☆地下鉄蹴上~地下鉄京都市役所前=210円

○拝観料・入園料=700円
☆東福寺塔頭霊雲院=300円
☆無鄰庵=400円