テーマ:大阪とコリア
集合時間:3月24日(日)午後1時00分
集合場所:大阪市営地下鉄梅田駅北改札口付近
○ヨドバシカメラ梅田に近い改札口です。
○13:11発天王寺行きに乗車します。
○1日乗車券「エンジョイエコカード」【土日用】(600円)を購入されると、お得です。
内容
○西本願寺津村別院【地下鉄梅田駅→本町駅下車】
☆朝鮮通信使の宿舎として用いられました。
○竹林寺「韓人墳」【地下鉄本町駅→九条駅】
☆竹林寺は朝鮮通信使の宿舎として用いられました。
☆1764年の第11回朝鮮通信使で、大阪で病死した金漢重(キム・ハンジュン)の墓があります。また、対馬藩士に殺害された崔天宗(チェ・チョンジュン)の位牌が本堂にあります。
○松島公園の「九条島と朝鮮通信使」記念碑【竹林寺から徒歩】
☆大阪で最初に建てられた朝鮮通信使関連の碑です。
☆朝鮮通信使と大阪の学者・文人の交流や金漢重の辞世の詩、竹林寺住職の金漢重への追悼の歌などが刻まれています。
○四天王寺【地下鉄阿波座駅→地下鉄四天王寺夕陽丘駅】
☆本坊の庭園を入った所の下馬石の文字は朝鮮通信使一行の金義信(キム・イシン 号は雪峰)が書いたとされます。
○堂ヶ芝廃寺(百済寺跡)【市バス四天王寺東大門前→勝山三丁目】
☆JR桃谷駅の北西にあります。この辺りは昔、百済郡と呼ばれ、百済の王族をルーツとする渡来人の居住した地域です。その百済王氏の氏寺の跡と考えられていす。
○つるのはし跡 【徒歩で移動】
☆堂ヶ芝廃寺周辺から東にかけて、朝鮮半島からの渡来人が多く居住した地域で、猪飼野と呼ばれていました。猪飼野の地名は渡来人が豚の飼育を行っていたからだとされています。
☆猪飼野を流れる川を昔、百済川と言いました。その百済川に架けられた文献上では、日本最古の橋が「つるのはし」です。当時の渡来人の技術が駆使されていました。
○御幸森天神社【徒歩で移動】
☆伝承では、仁徳大王が鷹狩、または、近隣の渡来人の状況を視察の為に来た(御幸した)折に、この地の森で休憩したので、御幸森という地名になったと言われています。神社の記録では406年に仁徳大王を祭神に神社が作られたとされます。
☆仁徳大王の即位に関わった百済出身の渡来人王仁博士が作ったとされる「難波津の歌」がハングルで書かれたものが兵庫県竜野の旧家から発見されました。2009年に「日本と韓国・朝鮮の平和共存と共生の願い」を込めて、コリアタウンの住民などにより、御幸森天神社の境内に、万葉仮名・和文・ハングルで「難波津の歌」を記した碑が建てられました。
○コリアタウン【徒歩で移動】
☆猪飼野は古代より朝鮮半島の渡来人の居住する場所でありましたが、近代以降、植民地朝鮮から多くの労働者が移り住み、生野区、特に猪飼野と呼ばれた地域は、現在でも、在日コリアンやコリア系日本人の占める割合が高いです。
☆その中で、御幸通り商店街は日本人の商店街でしたが、多くのコリアンの進出し、現状のようなコリアタウンとなりました。キムチなどの食料・食材、チマ・チョゴリなどの衣類・雑貨の他、最近では韓流ブームのなかで、K-POPや韓流スターのさまざまなグッズを売る店も増え、日本人客も増えています。
☆コリアタウンの南側にはコリア系日本人を含めて、コリアンの学校である第四朝鮮初級学校、在日コリアン・コリア系日本人子弟の占める割合が高い大阪市立御幸森小学校があります。
○猪飼野という地名
☆かつての猪飼野は、現在は桃谷などの地名に変わっており、用いられていませんが、猪飼野新橋や大阪市バスのバス停「猪飼野橋」を残すのみとなっています。
○猪飼野橋のバス停で解散となります。御希望があれば、コリアタウンで懇親会も考えます。
費用
○交通費=600円(1日乗車券「エンジョイエコカード」(土日版))
○拝観料・入園料
☆四天王寺―その時にご希望が強ければ、有料地域にも入ります。「エンジョイエコカード」で割引もあります。