高槻支部 9月例会

日時:2014年9月3日(日)18時30分~20時30分
会場:高槻市民交流センター 企画編集室(5階)
内容:歴教協全国大会の報告その他
   
前回の例会報告:
「考えさせる授業-ベトナムの中学校での試み」ブンさん(ベトナム留学生)
 ベトナムでは、教科書に沿って一方的な授業を行って、子どもに一生懸命知識を覚えさせるというのが一般となっている中、ヴンさんは日本で勉強したことを活用して、考える歴史授業を試み始められました。具体的には「銅鼓」の絵や模様をグループで読み取り、発表、討論を進めていくという方法でした。
 子ども達は、生き生きと発言していました。その発言の裏に、ヴンさんの日頃の地道な教育実践が読み取れました。ベトナムでの新たな教育実践に若い校長先生の支援、同じ歴史教師の協力があったとか。何と素晴らしい学校かと思いました。ヴンさんが自分の実践計画を周囲の人達にしっかり伝えていたということも大きな力になったと想像できました。
 この実践報告で、子ども達が、先生を信頼し、学習を進めて行ったこと、我が子の姿を見て保護者が喜んで下さったことも知りました。
 ヴンさんはハノイ師範学校付属学校の中学1年生で実践されました。あの学校だったからできたと、現実をしっかり見定め、謙虚に語っておられました。日本と違う教育界の中で、実績を積まれた裏には並々ならぬ研究と努力があったと感銘を受けました。