大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会の記録

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大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会にご入会を!

 2007年3月30日に公表された高等学校歴史教科書の検定で、沖縄戦「集団自決」の記述で、日本軍による命令・強制・誘導等の表現を削除・修正させました。12月の訂正申請でもこの記述の回復は認めませんでした。

 今回の文部科学省の検定意見は、大阪地方裁判所で係属中の大江健三郎氏と岩波書店を名誉毀損で訴えた原告梅澤氏の主張等を持ち出し、「隊長命令はなかった」という一方の当事者の主張に立脚し、申請内容を修正させたものです。

 これに対し、沖縄では歴史の真実を抹殺するものであるとして広範な検定意見撤回要求の運動がおこりました。この検定結果は沖縄戦の実相を歪めるものであり、戦争の本質を覆い隠し、美化するものだとして、9.29検定意見撤回を求める沖縄県民大会に11万6000人もの人が集まりました。

 裁判は、2008年3月28日、大阪地方裁判所で全面勝利の判決を勝ち取りました。

 この裁判は、きわめて政治的、イデオロギー的なプロパガンダを目的にしたものといえます。日本軍による住民虐殺の事実を抹殺し、沖縄戦の事実を歪め、日本軍の残虐性を「捏造されたウソ」にし、「軍隊は住民を守らない」という認識の転換をねらうものです。そして、歴史の歪曲・改ざんをねらい、教科書記述もターゲットにして、「戦争をする国」の人材育成をねらいとしていることは明らかです。第一審で敗訴した原告らは、控訴し、最高裁まで闘うと言っています。

 歴史の歪曲を許さず、沖縄戦の真実を広く子どもをはじめ国民に知らせていくために、「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会」を結成し、裁判勝利と教科書検定意見撤回、記述回復を求めて取り組んでいます。ぜひ多くの方がご入会くださるようお願いします。

                  大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会

                     代表世話人・大田隆徳、東谷敏雄

   事務局:大阪市北区芝田町2-4-2 うずみ火編集部 Tel&Fax 06-6453-2448

       http://www.okinawasen/web5.jp/

      会費は、一口個人1,000円、団体3,000円です。現金か振替でお願いします。

   郵便振替 口座番号 00960-4-262721  加入者名 「大江・岩波沖縄戦裁判支援連絡会」

       入会案内はこちらからダウンロードできます